20010525

福岡 有明漁民

1500人が水門開放求め決起


 ノリの色落ち不作、魚介類の激減などかつてない深刻な漁業被害にみまわれている有明海で、汚染の元凶の一つである諫早湾締切り堤防の開放、干拓工事の中止などを求め、漁民の闘いが燃え上がっている。
 福岡、佐賀の両有明海漁連と熊本県漁連は五月十三日、福岡県柳川市で、「有明海再生漁民総決起大会」を開いた。大会には、福岡、佐賀、熊本、長崎から千五百人の漁民が参加、会場には熱気があふれた。
 集会では、今年一月からの抗議行動や工事中止を求める実力行使などの経過が報告された。また、この間の政府の対応について、「農林水産省は対策の内容、スケジュールなどは何一つ具体化しておらず、有明海の再生は困難性が増すばかりである」と、厳しい批判が出された。
 来賓あいさつに立った麻生福岡県知事、古賀前自民党幹事長らは、水門開放時期、工事中止には何一つ触れず、漁民への裏切りをあらわにした。地元市町村を代表してあいさつした小宮柳川市長が「政治家はウソをついてはいけない」と批判すると、会場から大きな拍手がわきおこり、国会議員らに対して厳しいヤジが飛んだ。
 福岡、佐賀、熊本、長崎の漁民代表は、次々と水門開放と漁場再生に向けて闘う決意を表明した。
 集会は最後に、潮受堤防排水門の早期開放、諫早湾干拓事業の中止、有明海再生のための抜本振興策の実施などのスローガンを三唱し、決意を固めた。
 なお、労働党福岡県委員会は、参加者を激励するビラ宣伝を行った。